
第26話 さくらの花は咲かず
次の日の朝。教室に入るや否や、昨日と同じく「松野先輩」というワードが耳に飛び込んでくること ...

第25話 抹茶ミルクキャンディ
部活を終えて携帯を見たら、前田から連絡が入っていた。 『校門で待ってる』 急ぎ足で校門に向 ...

第24話 声だけなら許される?
「ちょっと! なんか空気暗いですけど!」 2年の、川崎先輩が部室に入ってきた。 「あ川崎。 ...

第23話 あの子は陽の当たる場所に
出た。また俳優志望だ。そんなにみんな演じたいのか。僕には一ミリもわからない感覚だ。 「でも ...

第22話 俳優志望
「川崎先輩さっきもすごかったんだけど、すごいんだよ。今日の下校アナウンスも川崎先輩だったけ ...

第21話 先輩 と 呼ぶ 心理
「下校の時間になりました。まだ校内に残っている生徒は、消灯、戸締りの確認をしてから帰りまし ...

第20話 いばら姫は眠ったまま
「副部長の、3年吉森かなです」 「3年加藤佐紀です」 「2年の、松本美都子(みとこ)です。 ...

第19話 初めての部活
「え?」 「だから、放送部!」 「えー! おおー! おおー!? 放送部!?」 「そうです。 ...

第18話 私を野球へ連れてって
「ちょっと、どうしたの。食欲ないの?」 母さんの声で、ハッと我に返る。 「あ、いや、違う」 ...

第17話 春雷は悩ましい
「えー、まだ入部届を出していない人は明日までだからなー。忘れないように」 朝のホームルーム ...