
第33話 離れてみたら喜劇になるか
放送室から教室に着くまでは自分でもびっくりするくらい早かった。自分の席にドカッと座る。 「 ...

第32話 天賦の才能
「8組の、松原くん、ですよね?ちょっといいですか?」 これは……うっすら既視感があるにはあ ...

第31話 染みわたって
放送室のこじんまりとしたスペースで、座って、マイクに向かってしゃべる。 僕がマイクに向かっ ...

第30話 指さす先が見えなければ
「お~真野、無事に到着か。どうだ、初めての健脚会は?」 特設ステージ近くにいくと、教員と複 ...

【雑記07勢いで新連載を始めました!】
ふくです。 小説を書き始めて早半年が経ちました。 処女作のくせにゴリゴリの長編で、やっても ...

第29話 グリーン・グリーン
「大丈夫か?」 「いや、そんな頻繁に確認してくれなくて大丈夫だよ。前田、良い彼氏になれそう ...

第28話 今世の配役
「あれ、何してるの?」 「おい、俺だと確認してから何事もなかったかのように肉にかぶりついて ...

第26話 さくらの花は咲かず
次の日の朝。教室に入るや否や、昨日と同じく「松野先輩」というワードが耳に飛び込んでくること ...

第25話 抹茶ミルクキャンディ
部活を終えて携帯を見たら、前田から連絡が入っていた。 『校門で待ってる。』 急ぎ足で校門に ...

第24話 声だけなら許される?
「ちょっと!なんか空気暗いですけど!」 2年の、川崎先輩が部室に入ってきた。 「あ川崎。お ...