
第11話 僕がいい理由
「うっ、うわああああああああああああああああああ!!!」 その白い腕は、つめた~いスポーツ ...

第10話 迫り寄る白い腕
昼休み。今日は、購買で初めての昼ご飯購入を試みていた。 「うわー、すごい人だな。」 「こん ...

第9話 生き遅れのアナウンス
「下校の時間になりました。まだ校内に残っている生徒は、消灯、戸締りの確認をしてから帰りまし ...

第8話 スポットライトの内と外
気づいたら前田によって、僕は演劇部部長に差し出されていた。その木村部長と、顔がぐっと近づく ...

第7話 ゴドーを待っていた
「うわあっ」 屋上の扉を開けた時に感じたような強烈な光に、再び視界を奪われてしまった。ひと ...

第6話 開演前
マンガみたいだ。今まで過ごしてきた人生のように、もっと地味な高校生活を送ると思ってた。色々 ...

第5話 ラブレターの中身
「あの、前田くんにこれ渡してもらえませんか」 「え…はあ」 2時間目の後の休み時間中、トイ ...

第4話 湯気でかき消すマイブラザー
「おかえりー。今日おにいちゃん帰ってきてるよ」 「え!なんで」 僕が玄関のドアを閉めるなり ...

第3話 たったの8秒
「下校の時間になりました。まだ校内に残っている生徒は、消灯、戸締りの確認をしてから帰りまし ...

第2話 夕日の中のマイク
「放送部、いいんじゃないの?」 「だから、いやだってば。そういうなんか目立つようなことはし ...